熔融職人

最適な作業温度域を見極め、一年中窯の火を絶やすことなく守り続ける職人

ガラスびんの原料を調合し、「てっぽう」と呼ばれる道具に原料を入れ、人の手で坩堝(るつぼ)に入れます。原料を投入して約1500°Cで約 20 時間かけてドロドロに熔かします。ガラスびんを作る前の素材づくりをする重要な役割を担い、最適な作業温度域を見極めながら作業をする職人です。カレット(ガラス屑)は重量比で約50%使用しています。当社の特長である微妙な色合いのガラスびんを作るために100%自社カレットを使用しています。また堝送り(つぼおくり)と呼ばれる坩堝の交換作業を製びん工と協力しておこないます。防火服に身を包み、噴き出す炎に向かって窯を取り壊し、新しい坩堝に交換します。熔融炉の保安もおこない、一年中窯の火を絶やすことなく守り続けています。

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